第6回 |
ミカンは骨粗しょう症を防ぐ? |
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所カンキツ研究興津拠点の杉浦実先生によるミカン摂取と骨密度(単位当たりの骨に含まれるカルシウムなどのミネラル量)との関連に関する調査研究結果についてご紹介します。 |
骨粗しょう症とは、骨量(骨に含まれるカルシウムなどのミネラル量)の減少と骨の内部構造や質の変化により、骨折しやすくなる病気です。我が国では約1,000万人の患者がいると言われており、特に女性の場合、50〜60歳代に発症率が高くなります(図1)。骨粗しょう症は、人口の高齢化により更に増える傾向にあり、その対策の重要性が指摘されています。 |
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Sugiura M, Nakamura M, Ogawa K, Ikoma Y, Ando F, Yano M. Bone mineral density in post-menopausal female subjects is associated with serum antioxidant carotenoids. Osteoporos Int 19: 211-219(2008) |
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